R4.7.9 小泉二区夏祭り

小泉二区夏祭り。お囃子。
権現太鼓にとってはこれが出発点。

コロナで神事とお囃子奉納のみの一昨年。
コロナを鎮める為の山車縮小運行の昨年。
コロナから守る為の山車運行の今年です。

さてさて、昨年よりも規制が少し緩くなった小泉二区の夏祭りのお話です。


前日8日の金曜日。お籠りと言う名の前夜祭です。
とは言ってもコロナ禍なので、人数制限とマスク着用で行いました。
コロナでなければ区の役員から始まり、総勢30人位でドンちゃん騒ぎの前夜祭となるのですが。。まだ我慢です。。

さあ、前夜祭は0時の安全祈願を終えて終了となりました。

翌朝8時より山車の組み立て開始です。
いつもなら6時半に集合しての作業開始となるので、朝に余裕があるのが気持ち悪い😅


ここで1つお話を。
小泉二区はトラックに山車の上物を載せて、ロープで縛り、固定して完成となります。この縛る作業は自分がやる前は、通称よっちゃんがやっていました。
まだ自分が中高校生位の頃、この朝の支度に行くと、
和幸!縛り方教えてやるから覚えろ!
違うよ。どれ貸してみな。こうやるだよ。俺が縛れなくなったらお前らがやるだからな。
はい、今度は大胴縛るぞ!
こんな調子で、毎年よっちゃんに呼ばれては縛り方を教わっていました。
でも、その縛り方なんて当時は当然よっちゃんが居るもんだから覚えてなかったな。

そのうちとよっちゃんは引退して、自分が縛る事になりました。
その頃は自分も社会人になっていて、たまたま現場の仕事だったので、トラックに材料を縛ったりと、南京縛りは学んでいました。

南京を覚えてはいるけど、よっちゃんから習った縛り方の記憶はもっと複雑で、もう一工程あった様な。。なんて考えながら山車を縛りました。
初めて縛った時は、この縛り付け方に運航中の安全がかかっていると思い、とても気を遣ったのを覚えています。

そのうちと時が経ち、縛り方も色々覚え、当時よっちゃんに習った縛り方に触れることになり、これだ!って思いながら覚えました。。

そんなよっちゃんが亡くなりました。

毎年作業の時はよっちゃんにどやされた事を思い出しながらになるのですが、今年は特にですよ。。

支度が終わった後のよっちゃんの飲む三ツ矢サイダーは、とても美味しそうでしたっけ。。

とにかく!祭りには、と言うか、何をするにも、事をなす時は多くの人の協力があって成り立ちます。感謝の気持ちを忘れずに、自分も伝承していく立場として、これからも精進してまいります!


さあ、祭りです。
修祓式を終え、久しぶりのお囃子。今年も練習無しのぶっつけ本番ですが、体は覚えた事を忘れませんね。

ちょっぴり最初は不揃いだったけど、修正するのは早い。
しばらくするとテンションMAXで叩いていました。



山車。
今年はお願いしていないけど、いつもの休憩所の開設も頂き、本当にありがたかったです。
今じゃ簡単にスマホで記録ができますね。
使い捨てカメラが懐かしいわ。
カラスマスクの軍団?
この異様な光景も早く終わりにしたいですね。
いつも運転ありがとうございます!
よっちゃんの追善囃子。泣くっちゅうねん!
若衆たち、
今年の山車デビューの中学1年生、
祭り会場での披露。
来年は子供のお囃子の練習が再開できればいいな。
観てくれている子供たちが入ってくれる事を願いながら。
以上、お祭りでした。

無事に事故も感染もなく終了しました。
また来年につながるお祭りができた事を嬉しく思います。
ありがとうございました!


※撮影時はマスクを外しています。

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